「椎葉村彷徨い事件」

・発生日時:1999年3月9日(日)
・発生場所:宮崎県椎葉村

経緯

・高千穂から椎葉を抜けてえびの・霧島に向かおうと計画。高千穂YHを出発する時点で雲行きが怪しく、椎葉村周辺で本格的な雨に。国道216号はただでさえ道が狭く、見通しが悪いのだが、この日の雨でさらに悪化。
・タイミングの悪いことに、年度末の公共事業ラッシュと重なる。ただでさえ狭い道に多数の迂回路が発生し、案の定、椎葉村内で彷徨う羽目になる。100キロぐらい彷徨ったところ、ガソリンスタンドを見つけ、飛び込む。地元の人でも迷うことがあるらしい。
・なんとか椎葉を抜けてえびのに向かう。YHを出発したのが9:00頃。えびのに入ったときには16:00頃と、約7時間彷徨った計算になる。
・えびの温泉には自炊棟があり、そこに泊まることにする。しかしこの自炊棟、自家発電で稼動しており、20:00にはすべての電源(温泉の汲み上げも含まれる)が停止してしまうらしい。ココに辿り着いたときに既に精根尽き果てていたため、下山して他の宿泊施設を探す余裕もなく、宿泊決定
・自炊棟は標高1000m以上の場所にあり、夜が更けるにしたがって気温が急激に下がる。棟内には暖房設備もなく、あまりの寒さに目が覚め、朝まで眠れない夜を過ごす事になる。よく冬山に遭難したとき、寒さで眠くなるらしいが、コレはその前段階だったのだろう
・翌朝、5:00頃空が明るくなってきたのを見計らって出発することに。駐車場には霜が張っており、九州といえどもココばかりは雪国と大差ないことを実感した

教訓

「旅で最優先するのは宿の確保!メシは後!」
(「水曜どうでしょう」でも言ってたと思う)

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